丹波立杭を訪れてみました。
丹波焼は瀬戸、常滑、信楽、備前、越前焼と共に六古窯の一つに数えられ、はじまりは平安時代末期とされています。また、純粋な土と炎による美は柳宗悦にも愛され、多くの古丹波が蒐集されました。
なだらかな傾斜の県道292号線沿いに、ほとんどの窯元は並んでいます。中世の丹波では山裾に穴窯を作っていましたが、近世の登窯の時代になって、道沿いに移って来たそうです。
上の方から下りながら窯元散歩です。
末晴窯の窯元のお嬢さんの作品です。後継者のいる窯元では親子二代の作品が展示されています。
伝統的な丹波立杭焼に対して、若い後継者の作品には斬新なものが多くみられます。
次に大熊窯へ。
これでも道路拡張で短くなったのだとか。。ものすごい長さです。
立杭では、かつては、大きな共同窯で焼いていたのが、次第に各々小さな登窯で焼くようになりました。現在では、電気窯やガス窯を使う若い人が増えているそうです。
こちらでは現在は、この窯で焼いています。
道を下りながらいろんな窯元に立ち寄りました。
土そのもののエネルギーが溢れています。
ちょっと山裾の方へも行ってみました。
今日は復元された登窯の窯出しの日で、多くの人でにぎわっていました。
さらにうろちょろしてから、「立杭 陶の郷」へ。
まずは遅めのランチ。地元のものをいただきました。
大好きな黒豆と、大熊窯の伝統の海老絵の皿をお買い上げ♪
その後は兵庫陶芸美術館へ。
古丹波から現代の作品まで、真っ暗になるまで存分に楽しんで、帰路に着きました。