丹波焼の里へ

丹波立杭を訪れてみました。

DSC_0949[1]

丹波焼は瀬戸、常滑、信楽、備前、越前焼と共に六古窯の一つに数えられ、はじまりは平安時代末期とされています。また、純粋な土と炎による美は柳宗悦にも愛され、多くの古丹波が蒐集されました。

なだらかな傾斜の県道292号線沿いに、ほとんどの窯元は並んでいます。中世の丹波では山裾に穴窯を作っていましたが、近世の登窯の時代になって、道沿いに移って来たそうです。

上の方から下りながら窯元散歩です。

DSC_0938[2]

DSC_0939[1]

末晴窯の窯元のお嬢さんの作品です。後継者のいる窯元では親子二代の作品が展示されています。

伝統的な丹波立杭焼に対して、若い後継者の作品には斬新なものが多くみられます。

次に大熊窯へ。

DSC_0947[1]

これでも道路拡張で短くなったのだとか。。ものすごい長さです。

立杭では、かつては、大きな共同窯で焼いていたのが、次第に各々小さな登窯で焼くようになりました。現在では、電気窯やガス窯を使う若い人が増えているそうです。

DSC_0950[1]

こちらでは現在は、この窯で焼いています。

DSC_0952[1]

道を下りながらいろんな窯元に立ち寄りました。

DSC_0955[2]DSC_0957[1]

土そのもののエネルギーが溢れています。

ちょっと山裾の方へも行ってみました。

DSC_0962[1]

今日は復元された登窯の窯出しの日で、多くの人でにぎわっていました。

さらにうろちょろしてから、「立杭 陶の郷」へ。

まずは遅めのランチ。地元のものをいただきました。

DSC_0966[1]

大好きな黒豆と、大熊窯の伝統の海老絵の皿をお買い上げ♪

DSC_0976[1]

その後は兵庫陶芸美術館へ。

古丹波から現代の作品まで、真っ暗になるまで存分に楽しんで、帰路に着きました。