カテゴリー: 作家・窯元探訪

『下田顕生ガラス展 悠遊』へ

日本橋へ金魚を見に行ってきました。

涼しげなガラスの金魚です。

こちらは新作。深みのある色使いが面白いですね。

下田顕生さんとは3年ほど前に、富山ガラス工房で出会いました。

ガラスのうつわも、繊細なものからユーモアたっぷりのものまで、幅広く制作されます。

来年の夏には企画展に参加していただく予定ですので、どうぞお楽しみに。

カエルがまるで人のようで面白いです。作りの細やかさにも驚かされますよ。

こちらの展示は日本橋三越本館 美術工芸サロンにて、8月19日まで。

お隣では『現代作家茶碗特集』も開催されていますので、ぜひ。

『篠原 希 作陶展』へ行ってきました

今年も、池袋東武での篠原希さんの個展に行ってきました。私の夏の風物詩になりつつあります。

美術画廊に到着した途端、篠原さんの熱い接客を受け、作品を鑑賞することに夢中になりました。それでうっかり、写真を撮り忘れるという大失態!残念無念です。

そして一目惚れした、破れ袋杯(やぶれぶくろはい)を早速お試しに。

こんな形の杯で飲むと想像しただけで気分が上がりましたが、飲んでみるとさらに面白くてお酒が進みました。

このぐい呑みには、篠原さんの思いが溢れています。

「自分にしかできない面白いものを作ってやろう」

自分にしかできない何かを追い求める、その思いに触れるのが、作家もののうつわを楽しむ醍醐味と言えます。

昨夜のお酒は、本当にいいお酒でした。

来年も楽しみにしています。

川合孝知さんの工房へ

2016年の秋、石川・富山うつわの旅では、たくさんの作家さんの工房を訪れました。その際、繊細であたたかな作風に惹かれ、川合孝知さんにもお会いしたくて連絡先を探したのですが、残念ながらお会い出来なかったのです。

今年の2月、川合孝知さんの個展が開催されると知り、赤坂のギャラリーに伺いました。オーナーに事情をお話ししたところ、ご親切に川合さんに連絡を取ってくださいました。そしてようやく川合さんとお話ししてみると、北尾正治マキさんと親しくされていることがわかり、ご縁に感謝しながら、3月に訪問することになりました。

小松空港までお迎えに来ていただいて、石川県能美市のご自宅兼工房へ。

玄関には九谷焼のランプシェード。

工房内には、宝の山のようにたくさんの作品があり、私はうれしくてひとつひとつ手にしました。そしてお話を伺いました。

川合さんは静岡市生まれ。そして、日本大学生産工学部に進学されます。学生時代から、製造業に就くと決めていたそうで、卒業後は自動車部品メーカーへ就職されます。

その後、やはり手に職をつけたい、と考えた川合さんが選んだのが、焼き物の世界なのだとか。それで静岡から石川へ移り、石川県立九谷焼技術研修所に入所されます。絵を描いたこともなく、九谷焼どころか、焼き物のことも全く知らずにこの世界に飛び込んだというのですから、驚きです。焼き物を作りたくてではなく、職業として焼き物を選択されたのです。

このようなお話をとても飄々と語る川合さんですが、作品は愛情に満ちていて温かいものばかりです。そのギャップが何とも面白いです。

現在、作家としての活動は、生地は奥様が挽き、川合さんが絵付けをされています。瑞々しい絵の具で描かれる川合さんの絵付けは、とてもやわらかく、楽しい物語の世界が広がっています。

これから、常設展や特別展で川合さんの作品のお取り扱いが始まります。ぜひ、たくさんの方にご覧いただきたいです。

『クラフトフェアまつもと2019』へ その②

続いて奧村陶房さんのブースへ。

松本へ行く前から楽しみにしていました。

毎日のごはんが美味しくなりそうなうつわです。

“『クラフトフェアまつもと2019』へ その②” の続きを読む

『クラフトフェアまつもと2019』へ その①

新宿からバスに乗り、松本へ。

真夏のような暑さの中、クラフトフェアまつもとへ行ってきました。

まずは手塚えりかさんのブースへ。

手塚えりかさんとは、2017年にテーブルマルシェ出展の際に出会いました。

“『クラフトフェアまつもと2019』へ その①” の続きを読む

北尾正治マキさんの工房へ

金沢へ行ってきました。

北尾正治さん、マキさんに初めてお会いしたのは、能美市の九谷焼技術者支援工房で制作をされていた時でした。

それから2年半ほどが過ぎ、念願叶って個展を開催していただくので、久しぶりに会いに行ってきました。

現在、お二人の工房は、金沢の街の中から少し離れた山間にあります。窓の外には木々が広がり、小鳥や虫、時にはきつねなどの動物たちが訪れます。可愛い訪問者は、二人の日々の楽しみであり、きっと作品にもこっそり登場しているのでしょうね。

二人が意欲的に取り組んでいる 石の器。その型になっている石も見せてもらいました。

こんなに大きくて丸い石があるなんて、びっくりです。


石を型にして、ぼこぼことした肌が面白い石の器。今回の個展でもご紹介できるのが楽しみです。

こちらはDM撮影用に制作中の作品です。

正治さんが生地を作り、マキさんが絵付けを施すのですが、九谷焼では現在でも分業の方が多くおられます。

明るく楽しいお人柄と独自の感性が、わくわくするようなうつわを生みだしています。二人のうつわを愛してくださるたくさんの方々と共に、個展の作品の到着を楽しみにしています。

荻野善史さんの工房へ

荻野善史さんとは、益子陶器市で初めてお会いし、その後、谷中の上野桜木あたりでの、テーブルマルシェでご一緒して以来のお付き合いです。いつか遊びに行きますね、と言いつつ、ようやく訪れることができました。

いろんなところでお会いして、たくさんお話をしてきましたが、やはり工房をお訪ねして、どのようなところで制作されているかを知ることで、作家さん自身をより理解できるような気がするのです。

西荻窪のお店からは、西武バスで石神井公園駅まで行き、西武池袋線で飯能へ。初めての道のりでしたが、便利なことに驚きました。

お子さんの可愛らしいお出迎えを受けて、作品を見せていただきながらお話を伺いました。

荻野さんの作品は、まるで古い壺のようだったり、ザラザラとした質感が、土器を感じさせたり、古のうつわのようです。

「自分にしかできないことをやりたい。」そういう思いで、いろんなことに挑戦しながら、自分のやり方を模索しておられます。

ものづくりは自分を表現することでもあり、その方法を探し続けるのは、自分探しでもあるのですね。荻野さんのお話を伺って、本当に奥が深い世界だと、つくづく感じました。

そんなこんなで長話になり、またまた長居してしまいました。

先ずはゴールデンウィークにうつわをご紹介いたします。

どうぞお楽しみに。

村井大介さんの工房へ

瀬戸では、齋藤一さんの工房をあとにして、村井大介さんの工房を訪れました。

村井大介さんも、陶ismで初めてお会いし、今回の訪問となりました。陶ismでは、あまりに繊細で美しい作品に思わず足を止め、あれもこれもと、手にとって見入ってしまいました。

村井大介さんのご自宅兼工房は、同じ瀬戸とは言っても、少し遠い場所にありました。瀬戸はとても広く、作家の工房や窯元のあるエリアも、いくつかに分かれているそうです。

工房は、陽子さんと2人の工房 atelierjuca (アトリエジュカ)。

奥さまの陽子さんが生み出す小さな動物や人形は、淡くやさしい色合いで、表情がとても素敵ですね。工房をあたたかな空気が包みます。

村井大介さんの作品は、薄い磁器に金彩や銀彩が施されています。それなのに、冷たさというよりも温かさを感じ、懐かしさすら感じます。長い時を経たもののようでもあります。形は学生の頃からそれほど変わっておらず、シンプルでありながら、ちょっとアクセントがあるようなものがお好きなのだそうです。

そしてこちらは、なつめくん。

とてもシャイで可愛らしくて、お話し中も気になって仕方がありません。

村井さんがなつめくんを見つめる目が、とてもやさしくて、溺愛ぶりがうかがえます。

村井さんと陽子さんと小さなお子さん、そしてなつめくん。それがatelierjucaのメンバーです。あたたかな暮らしがそのまま制作の糧となっているのですね。

ご自宅の居間でお話を伺うことで、外で見るのとは違ったお顔を見ることができました。お人柄に触れることができたのは、旅の大きな収穫です。

作家さんとは、これからもいろんなお話をしながらお互いを理解し合っていきたい。そう思いながら帰路につきました。

齋藤一さんの工房へ

齋藤一さんに初めてお会いしたのは、昨秋の陶ism。それ以来、見たことがないような絵画的な美しさに夢中になり、お訪ねするのを楽しみにしていました。

陶ismの時には、元町のパン屋さんに通ったという齋藤さんに、ぜひとも西荻窪の美味しいパンをお土産にしたかったのですが、早朝の出発だったので今回は断念しました。ふたり分のお昼ごはんのパンを名古屋で調達し、瀬戸へ向かいました。

“齋藤一さんの工房へ” の続きを読む

竹下鹿丸さんの工房へ

1月の個展に続いて、ゆっくりお話を伺いたくて益子へ行ってきました。

信楽の陶芸家 篠原希さんの「益子には竹下鹿丸という天才がいる」という言葉を受けて以来、益子陶器市では必ず鹿丸BARに立ち寄るようになっていました。どんな作家さんなのか、興味津々だったのです。

“竹下鹿丸さんの工房へ” の続きを読む