木工の水村真由子さんを訪ねて、奈良へ行って来ました。
水村真由子さんのアトリエは、仕事場をご自宅から別の場所へ移したいと考え始められたちょうどその時、木工作家さんが使っておられた広いアトリエが空くとわかり、白樺の手仕事の迫田希久さんとシェアすることになったそうです。同じ木の仕事をされているので、機械もシェアできます。本当にご縁ですね。
仲良しおふたりの空間はとても明るく温かい空気に満ちていました。作品から伝わる温かさは、お人柄からと思っていたのですが、それだけではなかったようです。
大きな機械だけでなく、いろんな道具類があります。
様々に使い分けながらスプーンやフォークを仕上げられるのですね。
水村真由子さんと言えば、とにかく使い勝手にこだわった木の食具。
ちょっとした大きさ、角度、握りやすさ、スプーンの口の滑りの良さ、なかなか言葉では言い尽くせません。徹底的に用途を追求するところがかっこいいですね。
そして料理をして食べるのが楽しくなりますよ。
こちらは、返しへら。
ちょっとコンパクトで取り回しがいい、そしてするっと乗る感じがしてストレスなく使えます。
そして、おかず取りわけ匙。
ささっと炒めてそのまま食卓へ。細身で握りやすく、炒める時の手の動きが滑らかになります。また、先端の厚みと丸さが絶妙で、するっとおかずがすくえます。
こちらは、しゃもじ。
ちょっと小ぶりで飯碗に収まるのできれいに盛り付けられます。そして握りやすい。
水村真由子さんの木の食具には、使いやすさの秘密がたくさんあります。使ってみると他の食具も試してみたくなる。それがリピートしてくださる方が多い理由なのでしょうね。
店頭でも常時ご紹介していますが、オンラインショップでもご覧いただけます。
まずはひとつ、手に取ってお試しくださいね。