笠間へ行って来ました。
今回は二人の作家さんにお会いするためです。
まずは酒井敦志之さんのところへ。
酒井さんのうつわは、しっかりと感じることのできる土の味わいが魅力で、お料理をとても美味しく見せてくれます。
工房で、震災の時の話や、これからのことなどいろんな話を伺いました。
お父様から引き継がれた仕事場は
使い込まれ、全てが自然で
力みのない居心地のいい空間でした。
それは酒井敦志之さんのお人柄もあるのでしょうが、
作品を見た時に感じる余裕のようなものの、謎が解けたような気がしました。
お父様の仕事を見て、そしてうつわに囲まれて育った酒井敦志之さん。
家業のお手伝いとして自然と土に触れ、高校卒業の後、笠間の窯業指導所へ入所。その時お父様はまんざらでもないご様子だったとか。そしてすっかり陶芸にはまり「これは天職かも!」と感じたそうです。終了後は石岡市で独立、築窯。そして2007年に、実家の工房へと戻ります。
ちなみに奥様は、笠間の窯業指導所での同期生で、サラブレッドの酒井さんのことを、初めは羨ましく感じておられたとか。現在は工房内で、無添加おやつの『きのみの』をオープン。優しく味わい深いお菓子がイベントで大人気です。
おしゃべりが長くなり、すっかり長居してしまいました。
次の、沼野秀章さんの工房へ向かいます。