2020年1月の個展の打ち合わせを兼ねて、レイチェルオムレットさんの工房へ行ってきました。
レイチェルさんのご自宅兼工房の敷地内には、夫である、ともやさんのオーダー家具の工房『WOOD STUDIO KUZE’S』と、おふたりのショールームがあり、暮らしの中心に『ものづくり』があります。
レイチェルオムレットさんは、2000年に女子美術大学工芸科陶コースを卒業の後、2002年に金沢卯辰山工芸工房を修了。現在は千葉県の茂原で九谷焼の染付や絵付けのうつわや、小さなオブジェを制作されています。
九谷焼は、まず成形。そして素焼き。染付の絵付け。
その後、本焼き。さらに上絵付け。
というように、たくさんの工程があります。
飄々とした女の子や招き猫も、作るのはとても大変です。
お話はリビングで伺いました。大きな窓の外には、田んぼが広がっていて、風通しがよく、とても心地いい空間です。
お話の途中、お子さんが学校から帰ってきて、ともやさんも一緒におやつの時間になりました。
そしていつの間にか、ストーブの脇の椅子の上で、隠れていたはずの猫が、丸くなって寝ていました。写真がないのが残念です。
そんな日常の光景は、とても温かなものでした。
今回の訪問で、作品のおもしろさに温もりが加わって、レイさんの作品への愛おしさが、さらに深まったように思います。
温かな日常から生まれた作品が届きます。
1月が楽しみですね。