雨の中、糸満市へ。
車窓から見える海は、それでも青く美しいです。
早くお会いしたい、作品を見てみたい。。
うつわ展・沖縄からの風 中村かおり 南端pottery ヒネモスノタリ
のため、南端potteryを訪れました。
わぁ!
工房に入るなり、思わず声が漏れます。
美しいしのぎ。
作品を一つ一つ手に取り、丁寧に削られた線に見入ってしまいます。
南端potteryの新里竜子さんの作品の向こう側に見えるのは
赤い大地、木々の緑、熱い風。
そして沖縄の歴史。
それらが作品の深みとなっています。
新里竜子さんは、沖縄生まれ。
琉球大学在学当時は陶芸漬けの日々。
卒業後も美術講師を務め、陶芸の指導をしながら、やはり多くの時間を窯場で過ごしたそうです。
そんな新里竜子さんも、育児のため休業。
そして復活。
「単純に美しいと感じてもらえるような作品を作りたいんです」
誰の作品だからとかではなく、ただただ美しいと感じる、感覚にしっかり訴えられる作品作りをしたい。それが新里竜子さんの考えです。
どの作品にも感じる、フォルムの美しさに、そのこだわりを感じさせられます。
美しい工房での語り合いは、陶芸や芸術について、日々の暮らしや子育てについてなど話題は尽きません。
名残惜しい気持ちをぐっとこらえ、那覇に戻ったのでした。