手作りたわしのふるさと 和歌山県海南市へ その②

それでは巻いていただきます。

ステンレスの針金の間に切り揃えられた棕櫚(しゅろ)をはさみます。ここではさむ量が柔らかさに影響するのだそうです。

均一に整え、

ぎゅーっとねじります。

さあ巻き上がりです。

くるんと曲げればたわしの出来上がりです。

 

高田大輔さんから、たわしについてたくさんお話を伺いました。

たわし作りは、山に入り木を育てるところから始まります。そして多くの人の手をかけられ、ひとつのたわしになります。

「作り手や山の人の顔を思い浮かべながら物を売っていく」という言葉が、心に沁みました。大切なものを洗う道具であるたわしも、大切な暮らしの道具です。作り手のことを思いつつ大切に使いたいものです。

うつわにやさしいたわし」に用いられている棕櫚(しゅろ)は中国からの輸入品です。製造工程は紀州産の棕櫚(しゅろ)たわしと同じです。私が触らせていただいた印象では、さらに紀州産の方があたりがやわらかでした。しかし、うつわを洗うには、まずは紀州産の前に「うつわにやさしいたわし」をお試しいただくのがいいかと思います。やわらかさと軽さに驚くには十分かと思いますので!

 

この記事での取扱商品はこちら

#199#うつわにやさしいたわし

タイトルとURLをコピーしました