小鹿田焼の里をめざして前夜に別府入りしました。小鹿田焼は重要無形文化財に指定され、小鹿田焼の里は重要文化的景観に選定されています。
レンタカーに乗り、まずはちょっと地獄をめぐってみたりして
朝食後にもかかわらず、さっそくおやつです。
さあ、出発!と思いきや、霧のため高速は通行止め。。いったい何時に到着するのやら。。
のんびり小鹿田を目指します。
なんとかお昼を過ぎての到着。おなかぺこぺこです。まずは山のそば茶屋へ。
小鹿田焼!
こちらも小鹿田焼!おろしそばとざる豆腐に大満足です。
時折降るスコールのような雨に、ここが山深い里であると気づかされます。
こんなところにも小鹿田焼!!気持ちの高揚を抑えられません!
雨も止んだところで、お散歩のはじまりです。
小鹿田焼はまず土作りから。
干して、砕いて
水車が活躍します。
川伝いにのびる小鹿田の集落には、川の音、唐臼の音、水車から落ちる水の音が響いています。
何度も漉して素焼きの鉢で水分を抜きます。
小鹿田では家族で土作りから焼成、販売までを行っています。庭先で土を作り、干し、自宅の一部が展示場でもあります。
真夏の昼下がり、夫婦でお昼寝をしている窯元も。声をかけるとあくび混じりでの対応です。
流し掛けや櫛描き、
飛び鉋、打ち掛け、打ち刷毛目が小鹿田の代表的な装飾技法です。
エネルギッシュで面白いですね。
顔を真っ赤にしながら登り窯に薪をくべ、汗だくでひと休みしたり、あまりの暑さに、しゃがみこむ職人さんたち。。小鹿田の日常の光景です。
小鹿田焼陶芸館にも行き、バーナード・リーチの作品も鑑賞しました。民藝運動と小鹿田の関係は深く、柳宗悦や浜田庄司、河井寛次郎も小鹿田を訪れています。
あちらこちら歩き回り、へとへとです。
ちょっと一息ついてから帰ることにして、再び山のそば茶屋へ。「おかえりなさい」の声に心が和みます。
できたてのお団子の温かさときな粉の香ばしさに癒されて、小鹿田焼の里を後にしました。