稜花堅手鉢19-1
商品コード: KOND0102
近藤亮介さんは、広島や山口など、主に西日本の各地に足を運んで原土を掘り、土作りや釉薬作りもご自身で行なっておられます。陽刻など型のうつわの土は一番作りやすい土で、これが見つかるまではボロボロな土(これはこれで味がある)しかなく、丸くて小さいお碗のようなものしか作れませんでした。この土が見つかり、形や装飾の点で出来ることが広がったのだそうです。「作りやすい土の方が思った感じにはなりますが、作りにくい土の方が思ったよりも良い感じになることがあります。また全然良くない感じにもなります。」とのこと。近藤さんの作陶はとても大変な仕事ですが、窯出しで良いものが出てきたときの喜びが原動力になるのでしょうね。ご自身作の薪窯で焼成したうつわは、土の風合いが面白く、どことなく品があり、料理をとても生き生きと美味しく見せてくれますよ。
こちらの稜花堅手鉢は、広島から山口の土で作られています。作りやすい土で、雑味が多くあまり白くない磁器質の土です。釉薬には島根の白石と灰を使い、灰は少なめに使われています。中鉢として煮物やサラダを盛り付けるのに使いやすい大きさです。カレーやパスタ、冷たい麺などにもいいですね。品よく食卓を彩るうつわです。
径18cm 高さ4.5cm