堅手鉢 緑9-1
商品コード: KOND0043
近藤亮介さんは、広島や山口など、主に西日本の各地に足を運んで原土を掘り、土作りや釉薬作りもご自身で行なっておられます。陽刻など型のうつわの土は一番作りやすい土で、これが見つかるまではボロボロな土(これはこれで味がある)しかなく、丸くて小さいお碗のようなものしか作れませんでした。この土が見つかり、形や装飾の点で出来ることが広がったのだそうです。「作りやすい土の方が思った感じにはなりますが、作りにくい土の方が思ったよりも良い感じになることがあります。また全然良くない感じにもなります。」とのこと。近藤さんの作陶はとても大変な仕事ですが、窯出しで良いものが出てきたときの喜びが原動力になるのでしょうね。ご自身作の薪窯で焼成したうつわは、土の風合いが面白く、どことなく品があり、料理をとても生き生きと美味しく見せてくれますよ。
こちらの堅手鉢は広島から山口あたりの土で作られています。比較的最近見つかった土で、作りやすい部類の土だそうです。土の表情と貫入が美しいですね。少し深さがあるので、煮物、煮魚など煮汁のある料理やカレー、パスタ、サラダなど幅広くお使いいただけます。
径17.5cm 高さ5cm