暮らしの道具に喜びを見出す

先日、大学の東洋美術の講義を受けて、中国の土器、そして彩陶の起源について調べたときに感じたことを少し。。

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土器というのは、割れやすく重いため移動には向きません。「定住」の始まりの証といえます。そこには農耕の発達により、安定した食生活があり、様々な調理方法や貯蔵方法が必要とされていました。そして紀元前6000年頃には、土と炎によって作られた土器に、生き生きとした動物の姿や、人々の暮らしの様を描いたり、幾何学的文様を施すようになっていきます。道具に芸術性を求め始めたのです。

6000年前の人たちも、暮らしの道具によろこびを見出していたんですね。私たち現代の人間と同じです。とても自然な気持ちなのだと、身近に感じることができます。人間の本質は、変わっていないのですね。

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